我が家のにゃんこ達⑥
ハルの経過報告をする前に
長老のユキが8月23日に逝去しました。

ユキとの出会い
2003年8月のお盆休みが終わった20日過ぎ位だったと思う。
会社のごみ捨て場に捨てられてて、小さい声でミャーミャー泣いてた。
ほぼ白で、しっぽと耳が薄茶色の縞。目はブルーで、雑種だけど足が長くてちょっと洋猫ぽい。
人懐こくて、近づいても全然逃げないし、すり寄ってくる。
たぶん生後2ケ月位で、捨てられて間もないようで元気そうだった。
とりあえず、会社に連れて行き、ミルク、離乳食等を買いに行って食べさせた。
さて、今晩からどうするか?
会社の人は、誰も名乗り出てくれないし、知り合いの方に電話もしたけれどダメで
猫は大好きで、いつかは飼いたいと思っていたけど、昔猫を飼ってて、仕事があるからちゃんと見てやれなくて、行方不明のまま会えなかった辛い思い出があるから、今も仕事があるしと悩んだけれど、あまりに可愛いからとりあえず連れて帰ることにして、それから我が家のにゃんこになった。
真っ白というよりは、ヤギ色だし、泣き方もちょっとヤギぽい。
アルプスの少女ハイジに出てくる、かわいいヤギの「ユキちゃん」からユキという名前になった。
娘は嫁いで家から出てたし、息子も仕事で家に居る時間は短いしで、ユキとの時間が私の癒しの時間になった。職場は家から近かったからお昼休みは様子を見に行ったり、夜はずっと一緒に寝てた。
家に帰ると、玄関で待っててくれるし、いつもいつもそばにいてくれたなって思う。
我が家のにゃんこになったのも8月の暑い日で、それからまる17年。
今年の残暑は厳しくて、8月に入った位から、寝ていることが多くなって、この夏を乗り切れるだろうかと思っていた。たぶん老衰で死んでいくんだろうけど、猫は死ぬ姿を見せたくないというけど
家の外へ出たことがないユキはどうして死んでいくんだろうと、最近よく考える。
たぶん6月生まれだと思うので17歳2ケ月、人間だと84歳位だと思う。
生まれつきスリムで、身体も小さめで、若い時はお座りするとシュッとしててかっこよかった。
おとなしくて、あまり悪さもせず、大病やケガもなく、ユキの後に2匹のにゃんこが来ても、
怒ることもなく受け入れ、ほんとに手のかからない子だった。
17日から急にご飯が食べれなくなり、病院へ連れて行って、栄養の点滴はしてもらって、
老衰なのでこれ以上の延命治療をされますかと聞かれ、もういいですと答えた。
ここからの1週間、ユキは良く頑張りました。
19日に橿原でイベントがあって、ユキを置いて行けるのかと悩んでいたら、前日から歩き方が
しっかりしだして、食事も介護用だけど指で口に持っていくとしっかり食べだして、
もしかしたら復活するのではという位になって、日中の様子を見に行ってくれるよう娘に頼み
イベントに行くことが出来た。
戻っても何とか元気で、イベントに行かせてくれたんだなと思った。
そこからは、又食べなくなって、水だけを飲んでいて、足元ももうふらふらで、23日はセミナーに行く予定になっていたが、無理だなと思っていた。
23日の朝、昨日と変わりないので、又娘に頼んで出かけた。
急いで帰ると、横になってて、それでも意識はあって、首を持ちあげて返事してくれた。
それから、よろけながら立って、トイレに向かいトイレの中に倒れこみ、そこからもう立ち上がって出れなくなって…
ああもうダメかな?って思って…
セミナーに行かせてくれて、私の帰りを待ってたんだなと思うと涙止まらなくなって…
それから呼吸がだんだん浅くなって、ちょっと苦しそうだったけれど、もう意識はないみたいだった。
倒れこんでから1時間位で息を引き取った。
絵に描いたような綺麗な光景だったし、死に姿もほんとに美しかった。
最後の最後まで自分でトイレに行って、一切迷惑をかけず、凄いなと感動した。
17日からの1週間、出来る限りそばに居れたし、最後生きを引き取るところまで立ち会えて、
亡くなった悲しみより感謝と感動で涙が止まらなかった。
「がんばってくれてありがとう」 「ずっとそばに居てくれてありがとう」
「癒してくれてありがとう」 「幸せをくれてありがとう」
「励ましてくれて、元気をくれて、助けてくれてありがとう」
てずっと、言い続けてた。
出会ったときから、最後のお別れまでこんなに幸せでいいんだろうかという感動で今も胸がいっぱいになりました。
❣ユキちゃん 17年間、ほんとにありがとう❣

一番ちびのこはる(身体はユキより大きくなりましたが)は、ずっとユキのそばに居ました。
加減がわからないので、目は離せないですが、ユキはいらなさそうでしたが、ユキが見繕い出来なくなってからは、こはるがしてくれていました。
その時の動画がこちらです。